76号 湯岳山麓風土記 (2) こんぴら様
08-01-W6 山麓のY町にある金比羅神社例大祭というのが正式な名前だといいます。私には「こんぴら様のお祭り」がいい。毎年一月十日の行事だ。十日えびすの日、県内でも会津若松市の十日市が有名だ。この連休には、各地で多くの神事にちなんだ行事が行われます。十一日の鏡開きは別にして、十二日から十五日にかけて、小荒井初市、鹿島御子神社火伏祭り、長塚だるま市、大俵引き、大塩虚空蔵尊初詣、野沢初市西根神社うそかえ神事、会津歳の神、梁取早乙女踊り、沼の内水祝儀、相馬どんと祭り、大国魂神社大和舞など枚挙に遑ない。全国各地も同じことでしょう。ただ、どうして、この月なのだろう。世の中変わっているといっても、こういうことは変わっていないことをうれしく思います。 それに、成人式は一月十五日だったのに、いつの日か一月第二日曜の次の日に変更したという。どうせ誰かの都合だろうと思う。 それはともかく、正月明けの「こんぴら様」はとても楽しみにしているお祭り日です。子どものころから。マチも、ハマも、ヤマも、サトもヤマ(炭坑)も、一緒にお祭りをする。何万人かの人出でしょう。1日のお祭りとしては、最大でしょう。一月十日です。平日もあるし、週末のときもある。日曜日にするなどと考えないで欲しいものだ。 金比羅神社の初詣とだるまを買いに行きます。「こんぴら様」と平仮名がいい。「様」を付けて呼んでいます。「神社」に「だるま」は?。「だるま」とは「達磨大師」のことだったのでは。南インドの仏僧。禅宗。少林寺。「面壁九年」。 # 658 「いわきだるま」 だるまの有名な生産地はどこなのだろう。県内では「白河だるま」が有名。生産地各地でだるまの絵柄、図柄が違うといいます。御利益も違うのかな。有名でなくても、「地元のいわきだるま」に決めています。何がどのようにちがうのか聞いたこともありますが。よくわかりませんでした。 どうして、「達磨大師」を神棚に飾るのかもよく分かりません。逆に仏壇に飾る家庭もあるのでしょうか。禅宗のお宅では。 # 659 「鳥居前」 大きな幟が立ちます。今年は平日なので、仕事を終えてからの参拝でした。今年も参道の整備が進んでいます。毎年毎年環境整備が進む。景気が良いのであろう。去年のお飾りもの、だるまを納めます。「処分料○○円」。「処分」と言って欲しくない。 # 660 「本殿」 きれいに参道が舗装されてきています。ここ二、三年整備が進みました。本殿が改装されたのは数年前でしょうか。とてもきれいになりました。おもむきは感じられ無くなったが。新しい神殿はありがたみがない。伊勢神宮の式年遷宮を思う。日本人の神に対する最高の思いの現れだと思う。二〇年ごとに遷宮し、二〇〇〇年を越えているのだ。日本人の精神の潔癖性だと思う。本社は室町時代末期に四国の金比羅大権現から分霊されたという。海の安全と大漁を願う神だという。ハマの人たちの信仰が厚い。海から離れているこの地がそれほどよいのだろうか。 # 661 「境内」 これは境内にありました。湯気を身体に寄せて、無病息災を願う。「七福神」の「えびす・大黒天」がいる?また、境内には、国歌にある「さざれ石」もまつられている。学問の神様「天満宮」や、商売の神様「えびす神社」もあります。総合商社並。コンビニ方式?。境内の茶店でお汁粉所望。ガールスカウト本部のお母さん方でした。ほっと一息。 # 662 「いわきだるま店」 この境内で、毎年「いわきだるま」を買い求めます。わが家では、「七転び八起き」の故事に習ってか、「だるま」を八個お飾りして、その中から、毎年一つずつ新しくしています。いつものお店を探します。境内もすっかり新しくなり、売り場が変わっていた。私たちの前のお客さんが買い求めたのは、店で一番大きいだるま。もっと大きいものを探していました。大枚二枚の値段でした。少しため息。 # 663 「いつものだるまやさん」 いつものだるまやさんに会いました。「今年もきました」とあいさつ。この店がいいのは福満顔のおかみさん。福満顔のお客さんと仲良く記念写真。また来年お会いできることの長寿を願う。「また来年会えるように、元気でね」。具体的なあいさつだ。これなら分かり易い。そのほかお守りを授かって参道を戻ります。 毎年、値切らなくても値段を負けていただきます。。うれしいかぎりだ。なかなか「安くして」と値切れないのです。 # 664 「参道」 お詣りするときに来た参道ですが、帰りがけにはゆっくりとお店を眺める。お祭りの楽しみだ。 お飾り、「宝もの」などと言うそうだ。子どものころは「ぴらぴら」と言っていた。店裏の売店で甘酒をいただきます。 # 665 「お飾り」 平日の夕方、6時30分ころかな。それほどの人出ではない。日中は暖かかったためか、かなりの人出だったようです。お飾りものは「お正月」に飾るのではなく、お正月過ぎてから飾るものなのだなと感心する。年により流行がある。はやりの形だ。聞いては見ないが、外国産なのだろうか。「だるま」は国産だったでしょうね。 # 666 「お飾り」(2) 家族連れでのお詣りが多いのです。お飾りもお店によって違います。ここにも流行廃れがあるようです。今年はこれがよく売れているなどと聞きます。 # 667 「お飾り」(3) いろいろなお飾りを眺めるのも楽しみ。 # 668 「お飾り」(4) こういうものも、家内手工業とでもいうのでしょうか。内職などという仕事で行われているのでしょうか。どのような人たちが、どのように、いくらくらいの賃金で生産しているのでしょうか。100円ショップのように、型枠で流れてくるのでしょうかなどとあらぬ思いに駆られます。 # 669 「お飾り」(5) 多くの「お宝もの」を眺めます。「お安くします」とのかけ声がかかります。値段が高いから売れないと分かっているのでしょうね。売る人は。正直です。世の中の景気と同じだと言っていました。「今年はさっぱり売れません。」言うことは毎年同じですね。 # 670 「お店の人」 このお店の人はどこから来たのでしょうね。いつもはどのようなことをしているのでしょうか。あちらこちらのお祭りを見ているのでしょうね。そして、これらのお飾りを作っている人なのでしょうか。このお祭り今夜ってを終わって、次のお祭りに行くのでしょうか。そういえば「寅さん」もこんな仕事をなさっていたのでしょうね。 # 671 「一番のお店」 ここ数年、お店の中で、毎年一番大きくて華やかなお飾りを飾っているお店です。人だかりがいつも多いです。 # 672 「一番のお店」 いつもお店が一番大きくて、飾り物も大きい。お店の人も数多いです。威勢がいいです間お客さんを呼び込む声も大きく元気がいい。ついつい立ち止まってしまいます。 # 673 「商談成立」 威勢の手打ちをします。「お手を拝借。ハイ。」周りの人も手を打ちます。お客さんは大枚三枚の値段を大枚二枚から大枚一枚半まで値切りました。うまい呼吸の駆け引きです。買ったお客さんは大いに上機嫌で買いました。売れたお店の人も大喜び。これが商売のうまみですね。売った人も、買った人もよろこぶなんて。お互いに「これは春から縁起がいいや…」ですね。 値切ることをできない私はどうしようかしら。 # 674 「変わりお飾り」 コンパクトな棚飾りも主流になりつつあるとのことです。 # 675 「夜店」 だるまやさん、お飾り店などを過ぎると食べ物屋さんが並んでいます。写真だけで二〇店くらい数えられますので、450から~500店くらいあるのでしょうか。 子どものころからの楽しみでした。お正月のお小遣いはこの日のためのものでした。子どものころ、多分私もバスに乗って、父や母と来たはずです。「お年玉」を手に握って。マチの都会の文化に触れるチャンスなのでした。見たこともない食べたこともないものが並んでいます。この日は「無駄遣い」とか「買っちゃダメ」とは言われませんでした。種類はこんなに多くは無かったでしょうが。とにかく甘いものがほしかったような気がします。おもちゃ。ヒーローのお面。ブリキの人形。男の子は鉄砲。時代は変われど同じかな。 今の私たちも毎年買うものがある。七味唐辛子店と板チョコ屋を探す。川エビもよく買います。 # 676 「屋台のごちそう」 まずは食べ物屋さん。いまの流行がよく分かる。外国人のお店も毎年多くなっています。今年は韓国語のお店が目立ちました。食べ物を買うポイントは作る人の清潔感。原材料の表示はありません。 # 677 「お好み焼き屋さん」 見た目がきれい。おいしそう。食べながら歩きたい。買って家に帰ってから食べると不思議においしくない。いつも感じることだ。これは不思議だ。広島ブランドが多い。大阪も。福岡。 # 678 「たこ焼きやさん」 定番。変わりたこ焼きも多くなった。新メニュー。うずら卵入り。ベビーたこ焼き。 # 679 「大判焼き」 子どものころからありました。今川焼き。昔は自慢焼きなどと言っていた。 # 680 「竹細工店」 地元の人の店だ。ばっぱちゃんはよく買っていた。籠やザル。ショッコ籠。 # 681 「おもちゃ屋」 毎年、よく眺めます。これこそ流行がよく分かる。売れ筋は決まっているらしい。子どもたちはよく知っていて人気のあるお店には人だかりがしている。当たりクジ付きはいまでも人気だ。外れて泣く子どもは少なくなった。しつけが行き届いている? # 682 「ヒーロー」 むかしから、この手の店が大好きでした。私の中のヒーローに会えたのです。しかし、私のお小遣いでは、いつもとても高くて買えませんでした。くしい思いをしました。お土産に買ったこともありますが、あまり喜ばれたことはありません。 さて困りました。ここにある、ヒーロー、ヒロインの名前が分からないのです。ドラえもんだけは知っているのですが。カルチャーショック。 # 683 「フウセン」 アンパンマンは知っています。トーマス機関車を思い出しました。 # 684 「キテイちゃん飴」 今年の総括。 (1)おみやげを買うことにしました。女の子だからと思って「キテイちゃん飴」を買いました。 # 685 「オシリカジリムシ」 (2)リーダーはその隣の飴「オシリカジリムシ」が可愛いと買いました。 (3)「オシリカジリムシ」知りませんでした。「お尻・かじる・虫」。それは何者かと思いました。 # 686 「ドラえもん」 (4)これなら大丈夫だと思って、私は「ドラえもん」も買いました。 後日談。 (5)「キテイちゃん飴」と「オシリカジリムシ飴」は喜んで食べました。 (6)「ドラえもん」の名前は知らないと言われました。 カルチャーショックを受けました。さびしそうなドラえもんでした。
by yunodake
| 2008-01-13 08:23
| 山麓風土記
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